「優しい味のツヤツヤ鮑(あわび)ご飯。土鍋一合。成功レシピ

ご飯

土鍋で鮑ご飯。実家の冷蔵庫に眠っていたアワビを一つ拝借しまして。

一人土鍋の王道は、やっぱり一合炊きのご飯。しかし、毎日おいそれとネタがあるわけでもない。
嫁さんには、土鍋と味塩が最高なのだからそれをやりなさい、という投げやりな指示(確かにそれはそれで今度やりたいけど)。

そんな中車で5分の荒川を渡ったところにある嫁さんの実家に、眠っている鮑を一つ発見。聞くところによると1ヶ月前に、千葉に散策に行った時に、豆あじと小さい鮑(殻付き、肝付)のものを頂いたとのこと。ポリ袋に押印されて忘れられかける存在に。鮑ご飯チャレンジです。

土鍋の鮑ごはん

土鍋鮑(あわび)ご飯の材料

  • ご飯 一合
  • 鮑 殻付き、肝付 全身そのままのもの一個
  • だし汁の材料(A)
    ・お酒100cc
    ・水100cc
    ・塩ひとつまみ
    ・生姜一かけ(皮付き)
    ・和風顆粒だし ひとつまみ
    ・出汁昆布 小一枚
    ・醤油 大さじ2
  • 薬味(みょうが みじん切り少々)

お米を研ぎます。
いつも通り初めは素早く研いで水を捨てて、3回サラサラっと10回転回してお米を研ぎます。
その後、網の中にお米を入れて、ボールに水を張って浸しておきます。

研いだ後のお米をボールに浸す
研いだ後のお米をボールに浸しておきます。

鮑のだし汁つくり

お米を水に浸している間にささっと鮑のだし汁をつくります

煮汁のベース

材料の(A)を一気に投入。
お酒100cc、水100cc。今回は味醂は使いません。肝との相性で大人味にします。生姜一かけ、出汁昆布小1枚。醤油大さじ2。入れて沸騰するまで待ちます。

鮑は凍ったまま、手早く塩水で洗います。殻はいいのだけど身に付いているごみを一気に削ぎ落とします。ここはスピード勝負。全体が溶けて旨味と香りが流出しないように。

凍ったままの鮑を塩水で洗います
鮑を塩水で洗います。

スプーンで鮑を皮から剥ぎ取ります。

身と肝を取ります。それ以外は捨てます。
肝は包丁で少し切れ目を入れておきます。アワビの身はスライスしておきます。

煮汁にあわびの身と肝をドボンと入れます。
肝も鍋の中で溶かすようにスプーンで溶かします。
肝は事前に包丁で微塵切りにしなくてもこの量なら仕上がりも変わらないので、そのまま入れてしまいます。

その後3分弱火で煮込んで、だし汁完成。少し置いて粗熱を取りますが、完全に冷やさなくてもそのまま炊飯に進みます。

だし汁に鮑を入れて3分だけ煮込みます。

炊飯に進みます。

水に浸していたお米をざるから上げて土鍋に投入。その後すぐに、だし汁も投入。

土鍋に鮑の煮汁を入れます
いよいよ土鍋に材料を集合させます。
アワビのだしとご飯
集合しました。
アワビご飯火入れ

焦げすぎに気をつけたいのと、煮汁にまだ温度がかなりあるのを考慮して、弱火に近い中火からスタートです。

土鍋内部が沸騰して湯気が大きく出たら、ごく弱火に切り替えて10分。

10分間蒸らします。
10分間蒸らします。

8〜9分くらい立ったら湯気に少し焦げがついた匂いもしてくると思います。そのままぐっと我慢して、10分たったら、火を消して、10分また放置して蒸らします。

完成です。蓋を開けて磯の香りとご飯の香りを楽しみます。

蓋を開けます。パーっと磯の香りとご飯の香りが広がります。肝も、この量ならきちんと溶けて旨味に変わっています。

お好みですが、薬味に茗荷を少しだけ入れます。

茗荷を入れてみました
茗荷を入れてみました。
焦げも程よくついていい感じです。

今回は目論見通りに、全ていい感じで仕上がりました。塩加減勝負のところもありますので、不安な人は塩を少なめにして最後に微調整する感じが安全でしょうか?

関税アワビご飯
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